太陽ゴム工材株式会社

素材選びの重要性

素材選びの重要性

近年では、軽量化・耐摩耗性・精度向上などのニーズに応えるため、たくさんの素材が開発されています。
使用する素材によって、品質だけでなくコスト・納期にも大きく影響するため、用途に合った特性を持ったものを選びつつ、それぞれのバランスも考慮した上で適切なものを選ぶことが重要なポイントになってきます。

● 精度とのバランス
加工しやすい素材を選ぶことで、精度を追求できます。耐熱温度・機械強度・寸法安定性などが影響します。
● コストとのバランス
高機能な樹脂は、高価な傾向があります。コストを抑えるためには、性能とコストのバランスを考慮した素材選びが重要です。
● 納期とのバランス
素材によっては、入手に時間がかかるものがあります。入手しやすい素材を選ぶことで、納期の短縮につながります。

また、素材選びだけでなく設計方法によっても、少しの工夫で精度・コスト・納期を調整できる場合もあります。
まずは、弊社までお問い合わせください。

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素材比較表

ゴム
名称 耐熱温度 耐薬品性 耐摩耗性 機械強度 寸法安定性 コスト 特徴
NR ×〜△ もっともゴムらしい弾性をもち、耐摩耗性などに優れている
CR 約120℃ ×〜◎ ○〜◎ ○〜◎ 耐候性、耐熱性、耐薬品性など平均的な性質をもっている
NBR ×〜◎ ○〜◎ 耐油性、耐摩耗性、耐老化性に優れている
Si 約250℃ ×〜◎ ×〜△ ×〜△ 耐熱性、耐寒性に優れている。電気絶縁性に優れる。
FKM 約280℃ ×~◎ △〜◎ 耐候性、耐熱性、耐薬品性に優れている。
EPT/EPDM 約130℃ ×〜◎ △〜〇 耐候性、耐老化性に優れている。
IIR 約130℃ ×~◎ △~〇 耐候性、電気絶縁性に優れる。各種気体の透過性が極めて小さい。
ウレタン 約70℃ ×~〇 耐摩耗性、機械強度に特に優れている。
プラスチック
名称 耐熱温度 耐薬品性 耐摩耗性 機械強度 寸法安定性 コスト 特徴
PC 130℃ ×〜△ 耐衝撃性、耐候性に優れている
ユニレート® 220℃ ×〜◎ 電気絶縁性、耐熱性、耐薬品性、切削加工性に優れている
MCナイロン 120℃ ×〜○ 機械的物性でバランスがとれている
POM 95℃ ×〜○ 切削加工性が良好で、性能と価格面でバランスがとれている
ABS 80℃ ×〜△ 機械的強度、耐衝撃性に優れ、価格も安価
超高分子量PE 80℃ ○〜◎ × 耐摩耗性、すべり性に優れている。
PTFE 250℃ × × × × 耐熱性、耐薬品性、非粘着性に優れている
PPS 約220℃ × 耐熱性、耐薬品性、寸法安定性に優れている
PEEK 約250℃ × 耐熱性、耐薬品性、機械的物性に優れている
PMMA 約80℃ ×~〇 透明性、耐候性に優れている
PVC 約80℃ △~◎ 耐薬品性(耐酸、耐アルカリなど)、電気絶縁性に優れる
PET 約80℃ 耐薬品性、耐摩耗性、寸法安定性に優れている
PP 約120℃ 機械的強度、耐熱性、耐薬品性に優れている
スポンジ
名称 耐熱温度 耐薬品性 耐摩耗性 機械強度 寸法安定性 コスト 特徴
CR ×〜◎ ○〜◎ ○〜◎ 耐候性、耐熱性、耐薬品性など平均的な性質をもっている
NBR ×〜◎ ○〜◎ 耐油性、耐摩耗性、耐老化性に優れている
ウレタン
PE 緩衝性、断熱性、耐薬品性に優れています
EPT/EPDM 耐候性、耐熱性、耐薬品性に優れています
Si 高耐熱性、耐薬品性に優れています
フィルム/他
名称 耐熱温度 耐薬品性 耐摩耗性 機械強度 寸法安定性 コスト 特徴
PET
アルミ箔 遮蔽性・遮光性に優れ、軽量
銅箔

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